【S14 最終2209】バレルゲンガー受けループ 【シングル】
ワジャイナと申します。
シングルレートS14にて 2209を達成した構築について書かせていただきます。
S14の印象としては過去に流行していたガルクレセドランが再流行しており、対面構築の多さも相まってガルーラがさらに増加、
そしてメガゲンガーの型の1つである身代わり滅びの数も増加していると感じました。
【使用構築】
ポケモン | 持ち物 | 性格 | 努力値 | 技 |
---|---|---|---|---|
メガゲンガー | ナイト | 臆病 | H188 C124 S196 | 祟り目 / 気合玉 / 道連れ / 鬼火 |
ガブリアス | ゴツゴツメット | 陽気 | AS252 B4 | 地震 / 逆鱗 / ステロ / 剣舞 |
ハピナス | つららのプレート | 穏やか | B252 D116 C140 | 地球投げ / 冷凍ビーム / 電磁波 / 卵産み |
エアームド | 光の粉 | 腕白 | HB252 S4 | アイアンヘッド / 鉄壁 / 毒 /羽休め |
モロバレル | 黒いヘドロ | 図太い | H236 B188 D84 | ギガドレ / イカサマ / クリアスモッグ / キノコの胞子 |
ヤドラン | 綺麗な脱け殻 | 図太い | HB252 D4 | 熱湯 / 冷凍ビーム / 毒 / 怠ける |
バレルゲンガーの並びはS12に使用していましたが、
wajainapoke.hatenablog.com
並びの強さは感じていたものの2200に届かなかったため、ハピムドーヤドランの受け回し、所謂受けループの並びと合わせて組み直しました。
【個別解説】
・性格 臆病
・努力値 H188 C124 S196
H - 16n-1
A200ガブリアスの逆鱗最高乱数以外耐え
余り C
祟り目で無振りメガゲンガー87.5%の高乱数1
異常祟り目で無振りボルトロス 87.5%の高乱数1
気合玉でD4サザンドラ、砂下H252バンギラス確定1
・技構成
祟り目 / 気合玉 / 鬼火 / 道連れ
気合玉は後述するガブリアスのステルスロックと合わせてバンギラスを落とす、受けループの唯一の突破手段です。
【このポケモンについて】
リザードンが減り、クチートやヘラクロスが増加傾向にあるため1:1交換による詰めを通せる構築は多くなったと感じましたが、噛み砕くをもったガルーラが増えていたためガルーラ処理役としては少し動きづらくなった印象です。
1:1交換を通せば勝てる構築が増え、受け回しが安定して出来るようになり、
バレルゲンガーによる誤魔化し(最速起き非考慮で祟り目)をする機会が減ったため
前に使用していた、後攻胞子からの祟り目で数的有利を取ってから道連れで詰めるパターンを主としていたバレルゲンガーと異なり、この構築では 1:2交換に固執することは少なく、メガゲンガー単体での1:1交換から裏の受け回しで詰めるパターンが多かったです。
そのため、純粋な受け回しの中では役割が薄めなモロバレルの選出率は落ちてしまいましたが、バレルゲンガーを通して勝つ試合も多数あったため、バレルゲンガーは一つのギミックとして非常に強力であると感じました 。
選出率 1位
・性格 陽気
・努力値
H12 A188 B52 S252 or AS252 B4
左
HB- A177メガガルーラの親冷凍パンチ 68.7%で耐え
A - ゴツメ鮫肌×2 が入った 197-121メガガルーラ(最も多かったグロ秘密ガルーラ)を地震で81.3%の高乱数1
S最速
最速冷凍パンチガルーラにも勝てるように左で使用していましたが、出てくるガルーラがほぼグロパン持ちで後出しもほとんどがグロパンに対してだったのでAS振りでも。
・技構成
逆鱗 / 地震 / ステロ / 剣舞
対面構築に対してハピナス ヤドラン ガブリアスと選出するため、瞑想スイクンの処理ルートとして剣舞、リザウルガモスが重いためステロを採用。
【このポケモンについて】
私の中でガブリアスは他の地面と比べて役割を持たせづらく、評価が低かったポケモンですが、ゴツメガブリアスを使用して、ガルーラのグロパンやゲンガー読み噛み砕くを誘う構築のゴツメガブリアスはかなり強いポケモンだと感じました。
噛み砕く持ちの増加によってゲンガーでは安定しなくなったガルーラへの後出しだけでなく、ステロによる対リザ入りへの性能も相まって 構築の穴を埋めてくれたポケモン。
リザードン入りと対面構築にしか出していないので選出率は低め。
選出率6位。
■ハピナス@つららのプレート
・性格 穏やか
・努力値 B252 C140 D116
B - A177メガガルーラの親子愛捨て身 75%で耐え
C - プレート冷凍ビームで無振りガブリアス87.5%の高乱数1
D - 11n サザンドラの眼鏡気合玉 96.1%で2耐え
・技構成
地球投げ / 冷凍ビーム / 卵産み / 電磁波
【このポケモンについて】
耐久ボルトロスや よく後出しされるガブリアスやランドロスに対して確定数を変えるプレート持ち。
ハピナスは脱け殻が一番採用されている持ち物ですが、メガゲンガーに強いこのポケモンに脱け殻を持たせても発動させることはなく滅びの歌もハピナスの脱け殻採用率の高さから打たれることはほぼないので、
他のポケモンに持たせ メガゲンガーに対してもサイクルを回せるようにしました。
Bに多く努力値を割いていますが、HDにかなり厚く振ると無補正C252メガゲンガーの気合玉を3耐えすることが出来、催眠気合玉ゲンガーにも安定感が増しますが、 上位の催眠ゲンガーの殆どが催眠祟り目ヘドロ爆弾道連れという構成であり、HDに厚く振る利点が催眠気合玉ゲンガー以外にほぼないため、催眠気合ゲンガーだけを意識した調整はせず、Dをサザンの眼鏡気合玉超高乱数2耐え程度にし、ある程度の物理攻撃を耐える無補正B極振りという振り方にしました。
穏やか気合玉ボルトロスには、対面では大体打ち勝てますが、悪巧みに後出しだと負けるので注意が必要です。
選出率 2位
■エアームド @ 光の粉
・性格 腕白
・努力値 HB252 S4
Bにかなり厚く振ると太鼓叩きじゃれつくアクジェのマリルリを後出しから鉄壁で受けられますが、受けループのムドーのテンプレであるメガサナのハイボ2耐え程度の特殊耐久を持たせるにはDに多く割かなければならないので、下手にDに振ることはせず、HB特化。
・ 技構成
アイアンヘッド / 鉄壁 / 挑発or毒 / 羽休め
【このポケモンについて】
ガブリアスにゴツメを取られているため、他の持ち物の中で最も汎用性の高い光の粉。 積み技のないガルーラを選出画面で牽制出来、グロパンを誘うためゴツメガブリアスとの相性がいいです。
エアームドは鉄壁で受けられる相手には勝てるため、ゴツメがなくても十分な性能でした。
マンダマンムーは特殊マンダでなければエアームド一匹で完封でき、増えていたクチートにも後出しから処理できる等、環境に刺さっていたと感じました。
欲を言えば 後述するヤドランに持たせている脱け殻をこのポケモンにも持たせたかったですね、
選出率5位
■モロバレル@黒いヘドロ
・性格 図太い
・ 努力値
H236 B188 D84
H - 3n (再生力回復量最大)
HB - 補正無しガブリアスのランク2↑逆鱗を 62.5%で耐え
HD - C252珠ゲッコウガの冷凍ビーム最高乱数以外耐え 、眼鏡サザンドラの流星群を75%で耐え
・技構成
ギガドレ / クリアスモッグ / イカサマ / 胞子
【このポケモンについて】
構築の軸の一匹。 受けループに一番採用されている草枠はフシギバナですが、モロバレルは胞子以外にも対ギルガルド性能がある点で差別化出来ます。 純正受けループはめざ氷ギルガルドに簡単に対策されてしまいますが、モロバレルは受けることが可能です。
後攻胞子からの祟り目の動きを通すより、1:1交換による詰めが多くなったため、前は一番だった選出率が低めに。
選出率 4位
■ヤドラン@綺麗な脱け殻
・性格 図太い
・努力値
HB252 S4
S4振りは麻痺したメガゲンガー抜き
・技構成
熱湯 / 冷凍ビーム / 毒々or電磁波 /怠ける
使っていたのは毒ですが、どちらにせよ ほとんど打たなかったため どちらでも。
【このポケモンについて】
地雷枠?
一般的な受けループのヤドランはメガ鉄壁ですが、
対面構築をはじめとしたメガゲンガー入りのスタンはハピヤドランで回せることが多いため 追い打ち枠を省くことでメガゲンガーを誘う構築にし、
ハピと物理が対面してしまった時に メガゲンガー釣り出しの択を防げるように脱け殻を持たせました。
実際、メガゲンガー+バシャ等の物理でこの構築を崩そうとする事がとても多かったので 脱け殻は刺さっていました。
脱け殻を持たせたことで メガゲンガーが選出された場合に ハピヤドランと選出出来た時の勝率はとても高いです。
マンムーの増加や 叩きメガ(珠)バシャの減少により素ヤドランの受けられるポケモンが増え、さらに受けループのヤドランはメガ鉄壁持ちのイメージがあるため 深読みを誘えたり、と刺さっていた印象です。
選出率3位
これで構築記事を終わります。見てくださってありがとうございました!