ワジャイナぽけもん日記(日記とは言ってない)

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【シングル】S12使用 メガゲンガー軸 構築 【最高2194】

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ワジャイナと申します。 シングルレートS12にて、最高2194 を達成した構築について書かせていただきます。

S12は過去作が解禁されたことで ''零度スイクン''や''神速エンテイ''がORAS環境で初めて使用可能となったシーズンです。 エンテイは特に数が増えているとは感じませんでしたが、スイクンは個体数は特に増えてはいないものの(元々多かったのもありますが)、5割程度のスイクンが零度持ちでした。
それに見合って残飯身代わり持ちのスイクンが増加しているように感じました。
そして、何故増えているのかわからないですが、重力等でサポートをせず素で催眠を打つ、所謂''素催眠ゲンガー''が増加していました。 ガブガルボルトスイクン+霊+炎から出来ている 対面構築に入っているゲンガーは素催眠型が多い印象でした。
逆に運ゲーの代名詞とも呼べるオニゴーリは、ほとんど見る機会がありませんでした。
S12は オニゴーリこそ見なかったものの、零度スイクンや素催眠ゲンガー等の対策しづらく、なおかつ決められると 強力である運要素を含んだポケモンが多いシーズンだったので 運が絡む試合が多かったです。
自分としては有利不利関係なく、試合が運ゲー化することは、運が良い方が勝つ=試合が単調になる=ポケモン自体を廃れさせてしまう、と考えているのでなるべくやめていただきたいです。
初手から素催眠を打ってくるような試合がそれの典型です。
では、構築記事に入ります。





【使用構築】


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メガゲンガーの道連れと祟り目の火力、特性によるサイクルキャッチを活かし、サイクルの中で1:1交換以上を取りアドバンテージを稼ぐことを意識した構築です。


【個別説明】



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メガゲンガー


・性格 臆病

努力値 CS252

この構築の狙いである 2:1交換を狙うためにcs振り。



・技構成
祟り目 気合玉 凍える風 道連れ


メガゲンガーには必須だと思っている道連れ、
状態異常と合わせることで最高火力となる祟り目、
残り二つは、ニトチャ剣舞リザXを道連れするためや、ステルスロックと合わせて重いカイリューを倒せる凍える風、
技範囲を広げたり、受けル対策としての気合玉。
結果として鬼火の入っていない祟り目となってしまいましたが、周りが撒く状態異常と合わせて使うためこの構成がしっくりきていました。



【このポケモンについて】

私はS5からずっとメガ枠としてゲンガーを使っていましたが、選出率は高かったものの構築の軸にしたことが無かったため 今回は 軸にしました。

今までメガゲンガーは厄介なポケモンを1:1交換にするために使っていたので 数的アドバンテージを稼ぐことについて特に考えていませんでしたが、
今回は2:1交換を狙う構築のため 運用方法を少し変更しました。
モロバレルの後攻胞子から展開し、ゲンガーを出し 寝ているポケモンの突破を狙う、という使い方をするのがこの構築の基本的な動きになります。
最速起きされると負けの状況でこの動きをすることもありますが、構築的に厳しい相手にだけです。


ですが、最速起きの確率は1/3、胞子の命中は100%のため、こちらが有利であり、素催眠ゲンガーと比べると2:1交換を決めやすいです。

基本的な動きは モロバレルで後攻胞子→ゲンガーをだし祟り目→裏を道連れ です。


祟り目の火力は、無振りボルトが確定だったり メガクチートが75%で確定という火力が出るため、非常に強力です。


選出率 1位


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ドサイドン @オボンの実


・性格 意地っ張り


努力値
α:H204 A132 D172

β:H236 A76 B148 D44 S4


α =

H:4n

HB:メガクチートのじゃれつくをオボン込み94.9%で2耐え、 意地A252ガブリアス地震をオボン込み最高乱数2連以外 2耐え


HD:ニンフィアの眼鏡ハイパーボイス確定耐え、
メガルカリオの波動弾(ラスターカノン)確定耐え、ステロが入っても69%で耐える。


余りA

ニンフィアの眼鏡ハイボ耐えはあくまで目安であり、生きた場面はありませんでした。
ある程度の特殊耐久を持たせるという意味でのHD振りです。

ヒートロトムを重く見る場合の 努力値振り。



β=

H:4n

HB:A特化鉢巻カイリューの逆鱗をオボン込み74.2%で2耐え (鉢巻カイリューは少しAを削ることが多いため特化だと乱数絡みですが、殆ど耐えます)

HD:無振り化身ボルトロスのランク2↑めざ氷をオボン込み82.3%で2耐え、ランク4↑めざ氷を確定耐え

A:11n


カイリューその他 鉢巻竜を重く見る場合の努力値振り。


努力値振りはどちらが適しているかは決められませんでした。 多く使っていたのは、''α''。



・技構成

地震 ロックブラスト 冷凍パンチ ステルスロック

オニゴーリ対策にロックブラスト、
ファイアローボーマンダに対して、オボンを持たせることで受け出せる回数を増やし、流し際に撒くことで大きく負担をかける事が出来るステルスロック。受けルのバンギラスを ステロ+祟り目or凍える風で 気合玉圏内にまで削る役割もあります。
羽マンダやガブリアスに打つ冷凍パンチ。 冷凍パンチのpp>羽のppのため、回復は追い付きません。



【このポケモンについて】
今まで電気無効枠としてドリュウズホルードを使ってきましたが、 ずっと気になっていたポケモン
ボーマンダファイアローに対する性能が高く、
高いB、ハードロックがあるためガブリアスに対しても有利であり、後出しも可能です。
ドサイドンステルスロックは読まれづらいため警戒されることがまずないです。
ステロはメガゲンガーを補助したり、サイクルを有利に、バレルの再生力とも相性がよいです。
重いヒートロトムにも刺さります。

ステロ+祟り目でH252メガゲンガーを81.3%で確定、凍える風でカイリュー、HD以外のマンダを確定。


選出率4位



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スイクン @カゴの実



・性格 図太い

努力値 H252 B196 S60

凍える風で最速ガブリアス抜き、余りHB



・技構成
熱湯 凍える風 瞑想 眠る

ガブリアスが重いため、対面でガブリアスにほぼ勝てる凍える風を採用しました。 裏のゲンガーがメガしていない時のメガルカリオに打ったり、相手のメガゲンガー、スカーフ持ちなどに打つ S操作技としても優秀です。
HDアローの上から眠るや瞑想をすることも出来ます。



【このポケモンについて】
モロバレルとの相性が良いため入れたポケモン
詰ませ性能の高い瞑想型にすることで、この構築で最も選出率が高い ゲンガー+スイクン+モロバレル という並びで出した際 ゲンガーのHPの低さ、バレルスイクンのHPの高さを利用して 相手の瞑想スイクンを突破し得るポケモンを一体道連れし、TODに持ち込む、という強い勝ち筋を作ることが出来ます。
モロバレルの後攻胞子からスイクンを出し、最速起きされなければ無償で瞑想を積む、という動きも出来ます。
最初は凍える風→身代わりでしたが、ガブリアスが重く、意識していた零度スイクンには特性上そこまで不利とは言えないため 凍える風を採用しました。


選出率3位



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■サンダー@食べ残し


・性格 穏やか


努力値 H220 B52 C4 D196 S36


H:16n+1

HB:A補正無しガルーラの捨て身確定耐え

S:最速バンギラス抜き

余りD

Sを最速バンギラス抜きまで振っているのは、バンギラス抜きというより この構築で重いパルシェン、準速70属を抜いていることに意味があります。



・ 技構成

放電 電磁波 毒々 羽休め


麻痺を撒くために放電、電磁波
ポリ2が重いため、毒々。ボルトにも打ちます。
回復技に羽休め。

放電電磁波羽休めは 穏やかサンダーなので確定。熱風やめざ氷よりは毒がこの構築に適していると感じたので 毒推奨です。


【このポケモンについて】
特殊竜や、ゲンガーに強い枠として採用。 ですが素催眠ゲンガーに勝てないのがネックでした。

なので ハピナスにすることも考えましたが、零度スイクンが重くなってしまうため そのままサンダーで使っていました。
サンダーをハピナスにした構築をShowdownというサイトで使いましたが、 レートを1600近くまで上げることが出来たので 零度スイクンがいてもハピナスの方が良かったかもしれません。
はまると強いポケモンでしたが、ガブリアスが多かったため選出機会は少なめでした。



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ハピナスの場合
地球投げ 冷凍ビーム 電磁波 卵産み @脱け殻

図太い B252 C84 D172

B - 意地鉢巻ガブリアスの逆鱗 62.5%で耐える

C - H236D4オボンボルトロス を冷凍ビームでオボン込み急所非考慮 で 80.5%で3発で落とせる

D - 余り

と考えています。
ハピナスを思い付いたのがシーズン終盤で、パーティの変更を行うのが少し怖かったためサンダーを使っていましたが、サンダーの選出率の低さ、役割対象の被り、選出誘導力等を踏まえると ハピナス推奨です。


選出率6位



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モロバレル @黒いヘドロ

ゴツメと迷いましたが、眠らせるだけでアドバンテージが取れるヘドロで採用。 トリックにも強め。


・性格 図太い


努力値 H236 B188 D84

H - 3n (再生力回復量最大)

HB - 補正無しガブリアスのランク2↑逆鱗を 62.5%で耐え

HD - C252珠ゲッコウガの冷凍ビーム最高乱数以外耐え 、眼鏡サザンドラの流星群を75%で耐え


Sが無振りだと麻痺したメガゲンガーと同速ですが、耐久がギリギリのため 4振りする余裕がありませんでした。


・技構成

キノコの胞子 ギガドレ クリアスモッグ イカサマ

クリアスモッグは相手のランク補正を打ち消す必中技。 ピクシーには100%勝てますし、悪巧みボルトに対しても眠らせながら交換して再生を繰り返すことで有利に立ち回れます。 クリアスモッグの効果は身代わりを貫通しないので そこは注意が必要。



【このポケモンについて】

2:1交換を狙うメガゲンガー構築を作るにあたって、最も相性がよいと思い採用。
Sが遅いため、下から胞子→裏のポケモンを無償降臨させることが出来ます。
さらに、最速起きの確率は1/3のため、2/3という高い確率で1ターン動けないという 強力なアドバンテージを稼ぐことが出来ます。

草枠がいない構築も多かったですし、草枠がジャロやガッサで 実質的にモロバレルの胞子が一貫している構築も多かったです。

シングルでは あまり使われていないポケモンですが、刺さっている構築も多く 活躍する機会も多かったため シングルでも、もう少し増えても良いポケモンだと感じました。

モロバレルを使う上で意識していたことは、
モロバレル自体の性能は高くないため、相手に数的有利を取られないように立ち回ること。

HPが少しだけのドサイドンでも、モロバレルの回復ソースになりますし、後攻胞子から降臨させることで、一度や二度 行動出来る可能性もあります。

なので安易に捨てることはせず、
いかにモロバレル+2 の状況を保つかが このポケモンを使う上で重要だと思います。



バレルスイクン、バレルドサイは 補完が優れている並びで、この二つの並びは選出率高め。


選出率2位




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ファイアロー@ゴツゴツメット


・性格 陽気


努力値 H236 B204 S68

H - 8n-1
S - 最速ガブリアス抜き
余りB


耐久は補正無しガルーラの捨て身を確定耐えする程度です。 ガブリアスの意地鉢巻逆鱗は 68.8%で落ちます。



・技構成
ブレイブバード 鬼火 挑発 羽休め



【このポケモンについて】

状態異常を撒けて、ウルガモスに強いポケモンとして採用。
私自身、特定の場面でしか受け出すことの出来ないゴツメ持ちを使ったことがなかったため 少々使いづらさを感じました。
なによりバレルの胞子との相性が悪いのもあり、
ウルガモスがいる場合や、クチート入り、単純に刺さっている場合でしか選出 出来ませんでした。
鬼火を当てると強いポケモン


選出率5位



●基本選出は ゲンガー+モロバレル@1

@1は、

スイクン(38%) > ドサイドン(32%) > ファイアロー(15%) > サンダー(14%)




これで構築記事を終わります。見て下さった方ありがとうございました!


最終順位↓
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